ミャンマー旅行記・１４

NGOユーローの伊藤さんから紹介していただいた、I さんは、ミャンマー在住暦１５年。
福岡の親不孝通りが誕生する時に、店舗の誘致などにも関わった方です。

そんな I さんは
１５年前、日本でバブルが崩壊した時に、
「今からはミャンマーが民主化するからいいぞ」っと、知り合いに薦められて「じゃぁ」と、２００万円を持ってミャンマーに向かったそうです
ただ、２００万円と言っても
当時の２００万円は、ミャンマーでは２０００万くらいの価値があったそうで、それを元手にレストラン経営を始める事が出来たんだとか。
その他にも日本でガソリンスタンドを経営したり、ミャンマーで養鶏場をしたり、貿易関係の仕事をしたりして、現在は趣味でもあるゴルフのショップを経営しています。

「日本でやりたい事があっても出来ないと思っている事でも、ミャンマーだと実現出来る事がたくさんある」と、 I さん。
確かに資金面だけ考えてもそうだし、ミャンマーが日本の５０年前だとすると、これからどんなものが必要とされるのか読みやすいのかも知れません
日本で何か始めようと考えても、同じような事を大きな企業がやっていたり、単純に許可とか権利とかが複雑だったりで考えただけでも面倒くさそうですもんね。

ちなみに、日本での事業を辞めたのは
「従業員が多くなればなる程、自分と同じ気持ちで仕事に向かってくれる人が少なくなる」と、感じたからだそうです。
確かに・・・私自身OLだった頃は会社がどうと言う事よりも「お給料がもらえればいいや」くらいの感じでしたし・・・。

今は、週に１・２度は社員全員と食事に行くという I さん。もちろん全部 I さんのおごりです。
「自分がどういう風に生きたいかを考えると、これくらいの規模で、みんなが同じ思いを持って働いている方がいい」と、そんな話もしてくださいました。

海外で事業をしながら生活する I さんの話を聞きながら、改めて「人生いろいろだなぁ」と、思ったのと同時に、「”いろいろ”の範囲がすごく広がったなぁ」と、思いました。
いい生き方をしている人にたくさん会って、色んな価値観を知るのは大切な事ですね。

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